ある日の散歩・・・

晴れても気温が上がらなくなってきた。
家の周辺に広がる風景も落葉した木々と枯れ草色が目立つ・・・冬間近。

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うちでは、毎夕の犬の散歩が日課だ。
鶏達の番犬として一日中つながれているので、2匹の犬達もその時間を心待ちにしているようだ。

散歩コースは、我が家から更に奥に続く砂利道。牧草地の間を抜け1km半続く先はまた牧草地。見渡す限り家は見えない。
なので、散歩はリードをつながない。私はただその道を行って帰るだけ。
犬達は私を追い越したり、戻ったり、周囲の牧草地を走り回ったり、藪に突っ込んでいったり、自由に走り回る。
時々、エゾシカに出くわしたりする。そんな時は豆太(4才オス:写真奥)は一気に走り出して追いかける。追いつくことはないが・・・。

先日、遠く先行した豆太がずっと吠えている。何かと出会ったに違いない。移動している様子もないので、追いかけてる訳でもない。珍しいパターン。

近づくと、藪に向かって吠えている。藪から唸り声が聞こえる。大きそうではない。キツネだろうと思いながら近づく。
子クマなら近くに親クマがいてかなり危険な状況だが、豆太があんなに騒いで無事なのだからクマではないだろう。

突然、豆太 が飛びかかった。
唸り声をあげ、絡み合う2匹。
すると直ぐに相手が動かなくなった。
豆太が仕留めたのか・・・早すぎる。

藪をのぞき込むと、何かが横たわっている。
キツネではなさそうだ・・・ピクリとも動かない・・・死んだのか。

豆太は倒れた相手に噛みつき続ける・・・が、それは尻の方。
うん?尻を噛まれて死ぬわけがない。

そう、相手はタヌキだった。
死んだふりをいていたのだ。
話には聞いていたが、本当に死んだふりをするのだ。
死んだふりを初めて見た!
(散歩コースでタヌキを見るのも初めて)

それにしても、あんなに噛みつかれているのに、よく黙って動かずにいられるものだ。少し血も出ていた。(表情は見えなかったが・・・)

私達が引き返した後も、豆太はしつこく噛みついたり、吠えまくったりしてたが、最後はあきらめたようだ。翌日はもちろん、そこに姿はなかった。

しかし、死んだふりって本当に有効な対応なのだろうか。そのままガブリと食べられてしまうのではないかと疑問に思うが、その生態で生き残ってきた動物なのだから、きっと有効なのだろう。

動物の生態って不思議だ。

そして不思議なことが、もうひとつ。
それは一緒に散歩してたチェロ(12才オス:写真手前)。

あれだけ豆太が騒いでいたのに、まったく興味を示さず、近づきもしなかった。むしろ、何も起きてないかの如く、自分の散歩を貫いていた。
いくら年老いたとはいえ、犬の血は騒がなかったのか・・・不思議だ。










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